「社会人からの私の形成」③
その発表後、スタッフから呼ばれました。
スタッフ「竹本さん、ここに座って下さい」
私は、無言のまま座ると
「当然かと思いますが、今まで我慢をしてきました。しかし給与が 10 万しか保証がない!そんなこと有り得ない!みんなで考えた結果、自分達は今日、全員で辞めることにしました」
私はみんなを止める気もありませんでしたので
「はい!分かりました。その方がいいです」
と一言。
するとスタッフから
「竹本さんも当然辞めますよね?だって働いても給与貰えないですから」
実は、この発表の 2 ヶ月前に、店長が突然の失踪をしていましたので、私の役職名はチーフでしたが事実上、店長でした。
どこかにお店の長としての、責任があったのでしょう。
私の口からでた答えは
「私は続けるよ!1 人でも続ける!」
するとスタッフからは
「は?給与もらえないのに続けるですか?竹本さんの考えはおかしいですよ!」
私「そんなことは分かっている。みんなの判断が正しいと思う。しかし、私は店の責任者として最後までいたい。1 人でもやってみる。給与はもらえないとわかっているけど、自分の務めを最後まで突き通したいと思っているし、こんな大きなお店にスタッフが私だけって面白くない?」
その言葉に、長い間みんな全員が沈黙していました。
するとある 20 代前半の女性スタッフが
「じゃ・・・・。私も残ります」と。
私はそのスタッフに
「え!?給与貰えないんだよ?」と返すと、
「確かに竹本さんの言う通りで、給与がないのに働くって、その発想が面白そうだから・・・。」
すると、他のスタッフも
「そっちの方が面白いかも!私も残ります」
「私も残ります!」
「私も残ります」
と次々と返事が返ってきました。
そして最後には全員が残ることになりました。
私は一切止めなかったのですが、なぜか全員が残る事に・・・。
不思議な体験をしました。


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