みなさん、こんにちは。
このブログは、お酒好きのための情報をお届けする「ちょっとマニアック」なお酒ブログです。
さて、第5回目となる今回は、大人気の「ラム」をテーマにお話いたします。
ただ今回は、特に「ラムの歴史」にフォーカスしてお伝えしていきます。
ぜひ最後までご覧ください。よろしくお願いいたします。
ラムのおさらい
「ラム」と呼ばれるお酒は、日本では通称「ラム酒」といって、海外でもラム(英語: rum、フランス語: rhum、スペイン語: ron)と呼ばれています。
ラム酒の原材料は、「サトウキビ」をもとにつくる蒸留酒(スピリッツ)のことを指します。 具価的に言うと、サトウキビを使って「砂糖」を作る時に結果として残ってしまう廃糖蜜(はいとうみつ)や、サトウキビの絞り汁を蒸留してつくる、いわゆる度数が高い「洋酒」のことです。
ラム酒の味の特徴は、カラメルソースのように砂糖を焦がしたような、甘くほろ苦い風味がすることです。そして、深くなめらかな口当たりがあることがラムのもっとも特徴的なところでしょう。
ラムの歴史
ラムの原材料はサトウキビであるが、ラム発祥の地とされるカリブ海の島々にはサトウキビはもともと自生していませんでした。
1492 年、クリストファー・コロンブスによるヨーロッパ人のアメリカ海域への到着以降にヨーロッパ人が、この海域にサトウキビを持ち込んだところ、気候が合ったため、カリブ海の島々はサトウキビの一大生産地となり、ラムの発祥にも繋がったとされています。
ラムの発祥1~バルバドス島説~
17 世紀にバルバドス島に移住してきたイギリス人が、サトウキビに目を付け製造した説があります。
ラムの発祥2~プエルトリコ島説~
16 世紀初頭、プエルトリコに渡ったスペインの探検家フアン・ポンセ・デ・レオンの一隊の中に蒸留技術を持った隊員がいて、ラムを生み出したとされる説です。
ラムの発祥には、上記のような諸説があり、定かとはなっていないのですが、カリブ海のどこかの島が原産ではあるようです。(カリブ海の海賊たちの物語の中に登場する酒と言えばラムですよね)。いずれにせよ、遅くとも 17 世紀にはラムが存在していたものと考えられています。
ラムが組み込まれた三角貿易
ジャマイカを中心に砂糖プランテーションが拡大していくと共に、砂糖精製の副産物である「モラセス(廃糖蜜)」から作られるラムの蒸留業も盛んになっていきました。これには砂糖・銃・奴隷の三角貿易も強い影響を与えているとされています。
西インド諸島でモラセスを船に積み込み、アメリカへ運ぶ・・・そして、アメリカでラムを製造し船でアフリカへ運ぶ・・・さらにアフリカでは、ラムが黒人の購入代金となり、黒人は奴隷として西インド諸島へ運ばれて、サトウキビ栽培の労働力となっていました。この悪しき循環は、なんと「奴隷貿易」が廃止される1808 年まで続いたのです。
海賊船においては、船長は長い航海への不安や戦闘や捕虜になる恐れなどから乗組員のストレスを和らげ、いざというときに部下を鼓舞するための強壮剤としてラム酒を使ったとされています。海賊は酒を好む者が多く、陸にいる時は酒浸りという者も少なくはなかったそうです。
余談ですが、ある大酒飲みの海賊は、ワインの大樽を道におき、通行人にそのワインを飲むことを強要し、断ればピストルで脅したという暴挙も知られています・・・恐いですね。
1740年のラム酒のお話
イギリス海軍は士気を鼓舞するためと、娯楽のためで水兵にラムを支給しました。この海兵へのラムの支給は、なんと 1970 年まで続いたとされています。このことから、いくつかのエピソードや伝説も産まれ、ラム酒は航海や海の男のイメージを強くしていく1つになったのです。
1846年のラム酒のお話
士気と娯楽のためで水兵にラムを支給していましたが「当時の軍艦の動力である蒸気機関のボイラー室のような火を扱う場所で、働く者が、高い室温に負けないようにするためにラムを飲ませていた」などと書かれている本もあるそうです。
イギリス海軍が本格的に蒸気機関を採用したのは帆走戦列艦をスクリュー汽走戦列艦に改装したエイジャックス号が最初。つまり、ラム酒の支給から約100年後ですので、この理由は完全に後付けのものということがわかりますね。
20世紀のラム酒
第二次世界大戦までのアメリカでは、ラムではなくジンが人気でした。しかし、大戦によってイギリスからジンを輸入することが困難になったので、必然的にラムの人気が高まったとされています。
また、第二次世界大戦後もラムの需要は減ることがありませんでした。ラムは、カクテルのベースとしての役割が高まっていき、アメリカから世界へと再び人気は広がっていったのです。
1970 年代には、ウォッカと共に国際的な酒としての地位を固めていきました。さらにイギリスの『サンデー・ミラー』紙によると、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの大ブームのおかげもあり、イギリスではラムが飛ぶように売れ、バーでもモヒート、ピニャ・コラーダ、マイタイ、キューバ・リブレといったラムベースのカクテルが好んで飲まれました。
3 作目となる『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』が公開された 2007 年では、ダーク・ラム消費量は前年比 31%増という数字を叩き出し、イギリスのテスコではゴールデンラムの売上が前年比 65%増になったそうです。
映画の影響はすごいですね・・・。
ラムの歴史のまとめ
いかがでしたでしょうか?・・・
ラム酒の歴史ってかなり深いですよね。さらにラムのことが気になった方も、多いのではないでしょうか?
これからも、いろんな種類のラム情報、モヒート情報、お酒情報をなどをお届けしたいと思っています。みなさんも、どんどん詳しくなっちゃいましょう。
・・・それでは次回のブログでもお会いしましょう。さようなら。


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